MOTU M2は宅録ギタリストの最初のオーディオIFにアリ?メーターとMIDI付き2in/2outを整理

MOTU M2は、2in/2outのUSB-Cオーディオインターフェースです。価格帯だけ見ると「最初の1台」候補ですが、中身はかなり実用寄り。ギター、ベース、ボーカル、配信、MIDIキーボードまで、宅録でよく使う要素がコンパクトにまとまっています。

Scarlett系のような定番とは少し違い、MOTU M2は見やすいフルカラー液晶メーターとMIDI端子が強みです。録音レベルを目で確認しやすく、古いシンセやMIDI音源を持っている人にも便利です。

MOTU M2 オーディオインターフェース 公式製品画像

M2の基本構成

入力は前面のコンボジャック2つで、マイク、ライン、Hi-Z楽器入力に対応します。ギターやベースを直接挿してアンプシミュレーターへ送る、マイク2本でアコギを録る、ボーカルとギターを同時に録る、といった宅録の基本はほぼカバーできます。

出力はバランスTRSのメインアウト、RCA、ヘッドホン。小型モニター、家庭用オーディオ、ヘッドホンを使い分けたい人には扱いやすいです。さらに5ピンMIDI入出力があるので、MIDIキーボードやハード音源をつなぎたい人にも合います。

メーターがある安心感

M2のフルカラーLCDメーターは、地味に大きな魅力です。宅録で一番よくある失敗は、録音レベルが小さすぎるか、大きすぎて割れること。ノブの位置だけではなく、実際の入力レベルを見ながら調整できるのは初心者にも助かります。

ギター録音では、クリーンのときは大丈夫でも、ファズやブースターを踏んだ瞬間にレベルが跳ねることがあります。メーターを見ながら余裕を残しておくと、良いテイクを台無しにしにくいです。

音質とレイテンシー

MOTUは、上位機種でも評価されてきたメーカーです。M2ではESS Sabre32 Ultra DACを採用し、メインアウトのダイナミックレンジも高めに設計されています。もちろん、音質だけで曲が良くなるわけではありませんが、モニターの見通しが良いとミックス判断はしやすくなります。

レイテンシーについては、PC環境、ドライバー、バッファサイズ、使用プラグインに左右されます。録音時は軽いアンプシミュレーターで低バッファ、ミックス時はバッファを上げる、という運用が現実的です。

ループバックと配信用途

ループバック機能も見逃せません。DAWの音、ブラウザの音、通話アプリの音をまとめて扱えるので、配信、オンラインレッスン、レビュー動画作りに便利です。ギターを弾きながらDAW音源を鳴らす人にも向いています。

ただし、配信まで本格的にやるなら、OBSや通話アプリ側の音声ルーティングも理解する必要があります。M2だけで全部が自動的に整うわけではないので、最初は録音用、慣れてきたら配信用にも広げるくらいが良いです。

買うべき人、見送っていい人

買うべきなのは、2入力で十分だけどメーターやMIDI端子も欲しい人、ギターとマイクを同時に録りたい人、配信やオンラインレッスンも視野に入れる人です。小さく始めたいけれど、安すぎる機材で遠回りしたくない人にはかなり合います。

見送っていいのは、外部機材を何台も常時つなぎたい人、ドラム録音をしたい人、複数モニターを切り替えたい人。そういう場合はM4、M6、UltraLite系を見たほうが後悔しません。

まとめ

MOTU M2は、派手な機能で煽るタイプではなく、宅録で必要な基礎をきっちり固めるオーディオIFです。メーター、MIDI、ループバック、音質のバランスが良く、ギタリストの最初の制作環境にもかなり向いています。

Scarlett 2i2と比べるなら

同じ2入力の定番として、Focusrite Scarlett 2i2と迷う人は多いです。ScarlettはAuto GainやClip Safeのように、録音レベルを決める補助が強いモデルです。MOTU M2は、見やすいメーター、MIDI端子、ループバック、モニターまわりのシンプルさが魅力です。

歌とギターを録るだけならどちらも十分です。MIDIキーボードやハード音源を使う、録音中にレベルを細かく見たい、配信やレッスンも視野に入れるならM2がかなり強いです。逆に、録音設定の補助を重視するならScarlett 4th Genのほうが親切に感じるかもしれません。

宅録セット全体で考える

オーディオIFは単体で選ぶより、モニタースピーカー、ヘッドホン、マイク、DAW、部屋の音とセットで考えたいです。M2の性能を活かすなら、安すぎるヘッドホンだけで判断せず、できればモニター環境も整えたいところです。

最初はM2、ヘッドホン、DAW、ギター直録りから始めても十分です。慣れてきたらマイク、モニタースピーカー、吸音、外部MIDI機材へ広げていく。そういう段階的な成長に付き合えるのがM2の良さです。

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